逃げて問題が解決するならそれが良いのだけど

思い通りにならないとすぐに投げたしたくなってしまうのは僕の悪い癖で、どうやらそれは今更直りそうもない。

先日は職場にいるアルバイトの指導を諦めた。
そいつは勘違い人類代表みたいな男で、どこから来るものなのか知らないが常に自信満々で、自分が正しい事を疑わない。
そういう奴だから当然人の話を聞かない上、何か言うと九割九分言い訳と反論が来るし謝る事を知らない。

以前奴に指示した仕事の成果が不十分だった事に対して、なぜ求めた成果が得られなかったのか原因を全て書き出し、どこをどうすれば求めた結果が得られたのかを指導していたら暇人だと言われた。

僕が経営者なら迷わず切る所だが、残念ながらしがない会社員で、しかもどういう訳だか奴は店長に気に入られている。
なので「仕事をする気のない人間は切れ」という涙ながらの訴えも却下。
「お前に指導が出来ないなら俺に任せろ」というような事をドヤ顔で言われたが、未だ改善は見られない。
そんな訴えを起こされる前に手を打ってほしかったが、ようやく重い腰を上げてくれたのだしまぁ良いかと思っていたら、僕の期待はバースデーケーキのロウソクの火みたいに呆気なくかき消された。

僕はこれまで学校や習い事先等のあらゆるコミュニティで合わない人間がいた場合、徹底的に関わらないように生きてきたし、それが出来ていた。
ただ今の職場は人数が少ないからそういう訳にはいかない。どうしたって奴の不十分な仕事の尻拭いをしなければいけないタイミングが来る。
そうでなくても顔を見るのも声を聞くのも後ろ姿だけでも不愉快だというのに、この先どう仕事をしていけば良いのか。
今はまだどうにか堪えているが、我慢の限界が来るのが目に見えている。

仕事を辞めるのは簡単だけど、ここで逃げた所で根本的な解決にならないし、新しい職場で同じ事が起きない保証はない。
精神的な健康が阻害されているこの状況は良くないが、逃げた所で解決しないから、困っている。